たった1リッターのガソリンで何km走行できるのか?
地域おこし協力隊の佐桑です!
「たった1リッターのガソリンで何km走行できるのか?」
勝間田高校ものづくり部が、ガソリン1リッターでの走行距離を競う『Honda エコ マイレッジ チャレンジ』九州大会2輪車高校生クラスに出場されるということで、その直前練習を取材させていただきました!
これまでに参加していたのは「ゼロハン」と呼ばれる速さを競う競技。しかし2019年からはエコロジーを意識し、これまでと真逆の速さではなく燃費性能を競うこの競技に初挑戦することを決め、この4月から部員一丸となり取り組まれてきたそうです。
練習会場は美作市『岡山国際サーキット』にて。F1が開催されたこともあり、各種2輪4輪レースはもとより、イベント走行、自転車やマラソン大会などなど、本格的に時には気軽に楽しむこともできる多彩な面を持つ国際サーキット場です。
そのサーキット場のミニコースにて、自動車コースお馴染みの青いつなぎを着た生徒さんたちが、練習を真剣に取り組まれておりました。
車体は競技規則によりHonda製のパーツのみを使用し、公道ではまず見かけない軽量化を追求した独創的なマシンです。
コースを1周するごとに、マシンセッティングや走行方法などを入念にチェックし、1メートルでも多く走れるよう試行錯誤の連続のようです。
初挑戦のため他校に比べるとまだまだの数値とのことですが、出場されるクラスの昨年度優勝チームの記録では1リッターで約360kmとのことで、2リットルもあれば勝央町から東京まで行けてしまう計算になるようです。
この走行距離を出すためにはマシン調整の技術力はもちろん、走行方法もアイデアやテクニックが必要とされるようです。下り坂ではエンジンを止め、上り坂でエンジンをかける、とても繊細な切り替えや、空気抵抗を少しでも減らせるよう身をかがめる独特のフォームです。
「岡山国際サーキット」「株式会社セキサン」スポンサーステッカーは勝間田高校にて制作。スポンサーも随時募集されているようです。
競技は、自動車3級整備士の資格が取得できる自動車コースの生徒さんを中心としつつも、IT分野の専門知識も必要なためビジネスコースの生徒さんの力も必要です。多彩なコース・人材を持ち合わせた勝間田高校ならではの強みのようですね。
顧問は、元大手自動車メーカーでの豊富な実務経験を持つ多村先生に、勝間田高校ものづくり部OBで「ゼロハン」に情熱をかけた春名先生と、最高のバックアップ体制!
岡山県では唯一、中国地方では2校のみの出場とのことで、大会での活躍が期待されます!
今後の動向が気になるものづくり部、目が離せません!
▼Honda エコ マイレッジ チャレンジ
https://www.honda.co.jp/emc/
▼岡山国際サーキット
http://www.okayama-international-circuit.jp/